薬物のない国に向けてペダルを漕ぎ、走る

COVIDのロックダウンと規制による2年の休止の後、毎年恒例の「薬物のないチェコ共和国のためのサイクロ・ラン」が再開されました。

「サイクロ・ラン」は、国中を走る12日間のマラソン・バイク・ライドで、チェコの何千人もの若者たちに薬物についての真実を伝えます。

薬物のない世界チームができるだけ多くの場所を訪れることを可能にするために、運動選手たちは大都市圏の間をサイクリングします。 すべての主要な町や都市で、彼らはイベントやその他の活動を行い、何百人もの地元の若者たちが参加しています。 サイクロ・ランは「薬物のない世界」チェコ共和国によって組織された、この国最大の薬物防止キャンペーンです。

今年、「薬物のない世界」チームは、国の13の州都のうちの9つを含め、全長1,200キロのルートに沿って41の街や都市を訪れました。 このマラソンはプラハで終了し、国連薬物乱用防止国際デーに合わせて開催されました。

その途中で、サイクロ・ランのチームは市の高官や地域社会の指導者たちと会い、薬物乱用と防止について話し合いました。 それに応じて、多くの市長や副市長が、自分たちの町や都市が薬物なしになるよう宣言書に署名をしました。

今年のマラソンで、「薬物のない世界」チームは、全国の61校の7,000人以上の子供たちに241の薬物教育講演を提供し、9万冊以上のチラシと「真実を知ってください：薬物」小冊子を配布しました。 彼らはまた、あらゆる年齢の人々が薬物のない人生を生きることに献身する、宣誓署名イベントも開催しました。

教育者や生徒たちは、この講演から多くを得ました。 自分の学校で「真実を知ってください：薬物」のプレゼンテーションに参加したヴセティーンの教師は、このような、薬物についてのシンプルで、パワフルで、真実に即した講演を見たり聞いたりしたことは一度もなかったと言いました。 「私たちはたくさんの新しくて興味深いことを学びました。 遂にプログラムにうなずけました。」 講演のひとつに対して、ある生徒はこう書いています。「興味深い。 ずっと夢中でした。 そして、楽しいものでした。」

サイクロ・ランは、薬物問題に取り組むために、地域社会ベースの活動と責任を高める助けとなっています。 サイクロ・ランのチームがビシコフの南東の町の高官と会ったとき、市長は、このマラソン・チームが2018年に訪れた後、若者たちのためにこの町はさらに薬物教育活動に従事するようになったと述べました。

子供たちに薬物についての真実を知らせる手段であるこの活動の人気と有効性のために、チェコ共和国の上院は2010年以来、サイクロ・ランの公式後援となっています。

コンサート、パフォーマンス、スポーツ活動など、全国で20以上の大規模なイベントが行われ、今年のマラソンでは、71の印刷物、オンライン記事、テレビやラジオのニューススポットを生み出し、何百万もの人々にリーチしました。

2004年にこの国でサイクロ・ランが開始されて以来、「薬物のない世界」のボランティアたちは何万人もの若者たちに「真実を知ってください：薬物」を伝えてきました。

IASメンバーの支援のおかげで、私たちは世界中の若者たちが薬物について、情報に基づいた決断を下し、薬物のない人生を送るよう助けています。